看板は「作って終わり」ではない|デジタルサイネージで、伝え方を改善する

看板・デジタルサイネージと店舗の集客

看板は「作って終わり」ではない|デジタルサイネージで、伝え方を改善する

看板は、作って取り付ければ目的を果たせるのでしょうか。私は、設置した後の反応を見て、次の改善につなげるところまで考えるべきだと思っています。

ただ、毎年のように看板を作り替えるのは簡単ではありません。そこで考えたいのが、表示内容を更新できるデジタルサイネージの活用です。

大切なのは、画面を置くことではなく、お客様に伝える内容を、変えながら使うことです。

同じ「看板屋さん」でも、得意な仕事は違います

看板の相談先を選ぶときは、主な役割を次のように分けて考えると、依頼したいことを整理しやすくなります。

主としている仕事 相談時に確かめたいこと
施工を中心にしている 取付方法・設置条件に加え、デザインはどこまで相談できるか
デザインを中心にしている 見せ方・情報整理に加え、製作や施工は誰が担当するか
デザインと施工の両方を行う 制作から設置までの範囲と、設置後の相談・更新対応が含まれるか

これは、どのタイプが優れているという話ではありません。「何を頼めるか」と「何を別に考える必要があるか」を、先に確認するということです。

デザインと施工をまとめて依頼できても、集客の検証や内容の更新まで含まれるとは限りません。見積もりの範囲と、設置後の役割も分けて確認しておきたいところです。

「完成しました」で終わると、反応が分からない

私が課題だと感じるのは、看板の制作・設置には時間や予算をかけても、その後の反応を確かめないまま終わってしまうことです。

店名が読めるか。何をしているお店かが伝わるか。案内した商品について質問があったか。看板を見て来店した方がいたか。

きれいに仕上がったことと、お店が伝えたいことが届いたことは、分けて考えたいと思います。安全な施工やデザインを大切にしたうえで、実際に使ってから分かることを、次の案内へ生かす。そこまでを看板の計画に含める考え方です。

毎年作り替えにくい看板だから、変える情報を分ける

看板を作り替えるには、デザインだけでなく製作や取付の手間も考える必要があります。季節のたびに、店名の看板ごと交換する運用は現実的ではないと感じます。

そこで、店名やロゴなどの長く使う情報と、季節商品・キャンペーンなどの変わる情報を分けてみます。

店名は固定の看板で伝え、今おすすめしたいことは別の表示で案内する。すべてを一枚へ詰め込まないことが、更新を考える出発点です。

デジタルサイネージなら、季節や時間帯に合わせた案内へ

デジタルサイネージは、ディスプレイなどに文字・写真・動画を表示する仕組みです。対応する機器・配信ソフトを使えば、表示内容の差し替えや、曜日・時間帯に応じた切り替えができます。

参考仕様:シャープ「e-Signage S」。更新方法・自動切替の可否は採用する機器・ソフトによって異なります。

例えば、飲食店なら昼はランチ、夕方は持ち帰りメニュー。美容室なら季節のヘアケア案内。ギフトを扱うお店なら、母の日やクリスマスに合わせた商品紹介、といった使い方が考えられます。

これは活用の提案例です。写真や見出しを変え、「今、来店する人に伝えたいこと」へ合わせられる点に、私はサイネージの価値を感じています。

集客に生かすなら、表示内容と反応をセットで記録する

画面の内容を変えられても、それだけで来店や購入への効果が分かるわけではありません。何を成果として見るのかも、先に決めておきます。

  • 何を表示したか:商品写真、見出し、案内先などを残す
  • いつ表示したか:期間・曜日・時間帯を記録する
  • どんな反応があったか:紹介商品の注文、問い合わせ、「看板を見た」という来店時の声などを残す

例えば、同じ商品の写真はそのままで、見出しだけを変えて反応を比べる方法があります。複数の要素を一度に変えすぎないほうが、改善の理由を考えやすくなります。

ただし、売上の変化には曜日、天候、ほかの広告なども関わります。表示を変えた後に売上が増えたからといって、すべてをサイネージの効果と決めつけないことも大切です。

表示する → 反応を見る → 次の内容を考える。
この繰り返しに使うことで、店頭の案内をマーケティングの判断材料にしていきます。

費用がかかるからこそ、「看板代」だけで判断しない

デジタルサイネージを、店名だけを表示する看板の代わりとして導入するなら、費用が割高に感じられるかもしれません。私は、安い看板の代用品として一律にすすめたいわけではありません。

季節ごとの案内、商品紹介、伝え方の検証に繰り返し使う販促設備として、費用に見合う使い方ができるかを考えてほしいのです。

導入前には、本体・設置だけでなく、表示内容の制作と更新、電気代、採用する方式によっては配信システムの利用料も含めて確認します。誰が、いつ更新するのかまで決めておきましょう。

更新せず同じ画面を流し続けるなら、せっかくの変更しやすさを生かせません。購入価格だけでなく、使い続ける費用と手間を含めて比較することが大切です。

おすすめは、固定看板とサイネージの役割分担

私がおすすめしたいのは、すべての看板を画面へ置き換えることではありません。

店名やロゴは固定看板で。季節や時間帯で変わる案内はサイネージで。

まずは受付横やレジ横など、目的を絞った場所から検討する方法もあります。派手な画面を置くことより、「誰に、何を伝え、どんな行動につなげたいか」を先に決める。そのうえで、予算に合う方法を選びましょう。

よくある質問

サイネージを置けば、来店数も自動で計測できますか?

表示機器の導入だけで、来店や購入への効果まで分かるとは限りません。来店時の聞き取りや注文記録など、何をどう記録するかを別に決めます。自動計測を希望する場合は、対応機能と必要な仕組みの確認が必要です。

今の看板を残して、サイネージだけ追加できますか?

固定看板を残し、変わる情報だけをデジタル表示へ分ける方法も検討できます。設置場所、電源、見せたい内容、更新方法を確認して、適した構成を考えます。

看板・サイネージのご相談はEIGHTへ

大阪・吹田のEIGHTでは、看板・サイン制作に加え、店舗向けデジタルサイネージの導入や表示コンテンツについてご相談いただけます。機器・設置・配線などを含む対応範囲は、案件内容を確認してご案内します。

SIGN STUDIO EIGHTの看板・サイネージ案内 / 看板・デジタルサイネージの相談窓口

店舗の写真と、「今の看板で伝わっていないこと」「季節ごとに変えたい案内」をLINEでお送りください。

看板を作ることをゴールにせず、お店の伝え方を改善していくために。固定看板とデジタル表示、それぞれの役割から一緒に考えていきましょう。

LINEで看板・サイネージについて相談する